桜川法律事務所 開設のご挨拶
この度、令和7年7月1日に茨城県桜川市において、桜川法律事務所を開設いたしました。弁護士の藤井宏治と申します。
当事務所は、桜川市で初めての法律事務所となります。開設にあたり、地域の皆様の生活を守り、権利を実現するという重い責任を感じるとともに、大きな感慨を覚えています。
弁護士を志した原点
私が弁護士を志した原点は、静岡県の伊豆半島にある西伊豆町という、裁判所の管轄内に弁護士がほぼいない「いわゆるゼロワン地域」で育った経験にあります。西伊豆町は、静岡地方裁判所下田支部の管轄です。同支部の管内には、当時、弁護士が1名程度しかいませんでした。その弁護士も西伊豆町ではなく、他の市にいたため、法的な問題に直面しても、その地域の方々は弁護士へのアクセスが難しい状況でした。
私は高校生の時に弁護士を志し、たとえ都会から離れた地域であっても、地域の方々が気軽に相談できる弁護士でありたいという強い思いを抱いてまいりました。
東京での研鑽と、新たな地での決意
2016年の弁護士登録後、東京での執務を通して、幸いにも多くの尊敬できる弁護士の皆様にご指導いただき、弁護士としての基礎を築くことができました。
そしてこの度、当初の志と同じ、弁護士のいなかった桜川市で、皆様にとっての初めての弁護士となれたことに、深いご縁を感じています。
私は幸いなことに、多くの諸先輩方とともに仕事をさせていただく機会に恵まれ、弁護士として育てていただきました。開業に際し、これまでご指導やご支援くださった全ての皆様に心より感謝申し上げます。
特に、職人としての弁護士の姿勢を教えてくださった武谷元先生、小林克信先生、そして弁護士1年目の未熟な私を温かく、時に厳しく育ててくださった富永由紀子先生、田所良平先生からいただいた教えを胸に刻み、誠実に執務してまいります。
桜川法律事務所の目標
この桜川法律事務所が目指すのは、皆様が「この事務所に相談に来てよかった」と心から思える場所となることです。
当事務所は、ご依頼者の方の想いや事情に寄り添い、二人三脚で解決を目指します。その際、ご要望が法的に難しい場合やリスクが伴う場合は、法律家として事実や法的な見解を正確にお伝えし、現状をふまえた最善策を共に見つけ、依頼者様にとって最も実りのある着地点を追求することが、法律家たる弁護士の責任だと考えております。
最後に
私は、これまで分野を問わず、幅広い対応をしてきました。そのなかでも、これまで重点的に取り組んできた労働分野、交通事故、労災などの人身被害分野、離婚問題を中心に、地域の皆様のお役に立てるよう、弁護士として、更なる研鑽を積む所存です。
法律に関することはもちろん、お一人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。皆様からの信頼に応えられるよう、誠心誠意、職務に邁進いたします。
令和7年10月1日
桜川法律事務所 弁護士 藤井 宏治