茨城県桜川市に事務所を構え、日々の法律相談をお受けする中で、特に力を入れているのが交通事故の対応です。この地域では車は生活に欠かせないものです。
そのため、交通事故は誰の身にも起こりうる、非常に切実な問題だと実感しています。
専門家として、そして一人の被害者として
実は、私自身も令和7年に交通事故を経験しました。私はこの事務所を開設して数ヶ月後に交通事故に遭いました。
それまで弁護士として100件以上の交通事故案件を解決し、専門知識や対応については十分に理解しているという自負がありました。
しかし、いざ自分が当事者となって通院を続け、痛みを抱えながら仕事に向き合う中で感じたのは、言葉にできないほどの心細さでした。
開業当初の慌ただしさに加え、体の痛みを抱えながら複数の裁判や交渉を対応しなければならず、不安で目の前が暗くなりました。
特に痛感したのは、被害者の方が置かれる環境の厳しさです。
私たち弁護士にとって、保険会社とのやり取りは日常的な業務であり、私自身、これまで当たり前のように対応してきました。
しかし、事故の当事者となられた方は違います。お体の痛み、そして日常生活や仕事への不安。
そんな過酷な状況下で、専門知識を持つ保険会社の担当者と対等に話し合いを進めること自体が、想像以上に精神的なエネルギーを消耗するものなのだと、身をもって知りました。
私が大切にしている「誠実さ」のかたち
「この痛みはいつまで続くのか」「やり取りが負担で仕事に集中できない」
――かつてご依頼者様から伺った言葉の一つひとつが、この時、実体験として自分の心に深く響きました。
残念ながら、交通事故に遭う以前の体に完全に巻き戻すことはできません。
ただ、私が窓口となって保険会社との対応を引き受けることで、皆様の不安を少しでも軽減し、平穏な日常を取り戻すためのお手伝いができればと考えています。
その際、私が常に心がけているのは、皆様の立場に立った上で、プロとして最善のご提案をすることです。
そのため、皆様が置かれている状況を法的な観点から丁寧に説明し、もし不利益を被るリスクや実現が困難なことがあれば、その点も含めてしっかりとお伝えするようにしています。
それが、法律の専門家である弁護士としての責任であると考えているからです。
ご相談をお考えの皆様へ
もし今、交通事故の手続きや今後の生活にお悩みであれば、どうかお一人で抱え込まずに、お話をお聞かせください。
ご相談いただいた結果、皆様が望まれる解決に至らない場合もあります。
ただ、たとえ解決に至らない場合であっても、一緒に問題を考えることで、今抱えておられる精神的なご負担は変わるはずです。
桜川法律事務所 弁護士 藤井 宏治


